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捻挫について

捻挫とは?

 ⇒関節に無理な力が加わり、骨と骨をつなぐ靭帯が損傷した状態です。

  身体のすべての関節で起こる事があります。



原因

 ⇒強い衝撃やねじれによって関節が動ける範囲を越えて曲がりすぎたり、

  伸ばされたりする事で起こります。

  例えば、スポーツ中の方向転換で捻ったり、段差に躓いて捻ることがよくあります。



捻挫の程度

 ①Ⅰ度捻挫(軽度の捻挫)

  ⇒靭帯が伸びている程度の状態。

   痛みや腫れが軽度であり、関節の運動制限もわずかです。

 
 ②Ⅱ度捻挫(中等度の捻挫)

  ⇒靭帯の一部が切れている状態。

   痛みや腫れが中程度であり、関節の運動制限も明らかに現れます。

 
 ③Ⅲ度捻挫(重度の捻挫)

  ⇒靭帯が完全に切れていて、関節が不安定な状態。

   痛みや腫れが激しく、関節の安定性が著しく低下します。

   骨折や脱臼の合併する可能性が高い為、病院での画像診断をお勧めします。




捻挫が起こったら?

 応急処置の基本は『POLICE』

  ①Protection:保護

     負傷した部位を保護するために、適切なサポーターや包帯、テーピングを使用します。

   これにより、さらなる損傷や負荷がかかるのを防ぎます。

  ②Optimal Loading:適切な負荷

   安静にするだけでなく、適度な負荷をかけることも重要です。

   関節を軽く動かしたり、ストレッチを行うことにより、関節の回復と筋力の維持が促進されます。

  ③Ice:冷やす

   損傷した部位にアイスパックや冷却パッドで感覚が無くなるまで冷やします。

   氷を直接肌に触れさせないようにして、冷却を通じて炎症や腫れを軽減させます。

 
  ④Compression:圧迫

   負傷した部位に圧迫バンテージや弾性包帯を巻きます。

   程よい圧力をかけて、腫れを抑え、安定性を提供します。

   ただし、包帯がきつすぎないように注意してください。


  ⑤Elevation:挙上

   損傷した部位を心臓よりも高い位置に持ち上げます。

   これにより、血液の循環が改善され、腫れの軽減に役立ちます。


注意:あくまでも応急処置ですので捻挫の度合いによってはしなくても良い処置もあります。

   また、してはいけない処置もありますので近くの病院や整骨院・接骨院に

   相談してみて下さいね。



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