打撲について
打撲とは?
⇒身体の一部が衝撃を受けたことによって生じる外傷の事です。
打ち身とも言います。
原因
⇒物にぶつかったり、強い力が加わったりして、組織に損傷を与えることで起こります。
例えば、机の角にぶつけたり、物を落としてしまい身体に当たる事が特に多いです。
また、野球でのデッドボール、コンタクトスポーツでのぶつかりでも起きます。
打撲の程度
①Ⅰ度打撲(軽度の打撲)
⇒衝撃によって一時的な痛みや腫れが生じ、筋肉の繊維がわずかに損傷している状態。
組織への損傷は最小限なので、通常、症状は数日から1週間以内に自然に回復します。
打ち身とも言います。
②Ⅱ度打撲(中等度の打撲)
⇒組織に一時的な損傷が生じ、痛みや腫れが中程度の状態。
関節の可動域が制限されたり、内出血が見られたりする事があります。
③Ⅲ度打撲(重度の打撲)
⇒組織に著しい損傷が生じ、強い痛みや腫れ、内出血が見られる状態。
関節の機能が完全に制限されたり、周囲の組織や血管、神経に影響を及ぼす可能性があります。
また、骨折の合併することもあり、放置すると骨化する危険もある為、病院での画像診断をお勧めします。
打撲が起こったら?
応急処置の基本は『POLICE』
①Protection:保護
負傷した部位を保護するために、適切なサポーターや包帯、テーピングを使用します。
これにより、さらなる損傷や負荷がかかるのを防ぎます。
②Optimal Loading:適切な負荷
安静にするだけでなく、適度な負荷をかけることも重要です。
関節を軽く動かしたり、ストレッチを行うことにより、関節の回復と筋力の維持が促進されます。
③Ice:冷やす
損傷した部位にアイスパックや冷却パッドで感覚が無くなるまで冷やします。
氷を直接肌に触れさせないようにして、冷却を通じて炎症や腫れを軽減させます。
④Compression:圧迫
負傷した部位に圧迫バンテージや弾性包帯を巻きます。
程よい圧力をかけて、腫れを抑え、安定性を提供します。
ただし、包帯がきつすぎないように注意してください。
⑤Elevation:挙上
損傷した部位を心臓よりも高い位置に持ち上げます。
これにより、血液の循環が改善され、腫れの軽減に役立ちます。
注意:あくまでも応急処置ですので打撲の度合いによってはしなくても良い処置もあります。
また、してはいけない処置もありますので近くの病院や整骨院・接骨院に
相談してみて下さいね。
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